ブロ友、tabasa★さんから掲示板への書き込みをいただいて気がつきました。
今日は3月30日の日曜日。パリの朝に燃えた命ひとつ、フランシーヌの日ですね。

以下、検索記事より抜粋。
1969年3月30日、パリの町でフランシーヌ・ルコントという無名の女性がシンナーをかぶって焼身自殺をし、30年の短い生涯を閉じた。ベトナム戦争反対とナイジェリアのビアフラ飢餓救済を叫びながら、炎に包まれ、旅立っていった。僕たちは、人間の命の重さが地球よりも重いと信じていたが、その死は、極東の新聞の片隅には小さく報道されたに過ぎなかった。

 その頃、歌手を夢見て、函館より上京していた新谷のりこは、印刷工場の女工として働きながら、夜はクラブで歌っていた。北海道のオーディションでは、他を圧倒して優勝したが、全国コンテストでは自分の力量不足を感じることになった。しかし、歌手になる夢は彼女に家出をさせてまで、東京に導いた。

本名、新谷則子(アラヤノリコ)では、尊敬する淡谷のりこに似ているため、「シンタニノリコ」と名乗った。1968年10月21日、国際反戦デー、俗に言う「新宿騒乱事件」の夜、催涙ガスのたちこめる新宿西口をクラブからの帰る途中、通過したとき、彼女の運命が決まった。

自分と同世代の若者たちが戦っているとき、自分の存在に疑問を覚えた彼女は翌日、住んでいたアパート近所の早稲田大学の集会に気がつけば参加していた。マルクス、レーニンの学習をし、朝日ジャーナルを手に政治的活動にのめりこみ、唄以外の生きがいを初めて感じていた。

夜は、バリケードの中からクラブに通っていた。そんなとき、彼女の声にほれ込んだ郷伍郎が『フランシーヌの場合』という曲をもって、彼女のもとを訪れた。

 1969年3月30日、新谷のりこは千葉県、三里塚にいた。始めてのデモに参加し、後に彼女に多大なる影響を与える恩師、戸村一作に会った。歌うべくしてとは言わないが、彼女の政治的活動を知らない作曲者が、彼女に、この唄を届けた。その頃、反戦や平和が歌謡曲のテーマになり、特に今まで、恋の唄を歌っていたグループサウンズにレコード会社は反戦歌を歌わせた。反戦平和はファッションであり、思想は介在していなかった。フォークソングを歌っていた僕たちは、この傾向に眉をひそめていた。

 彼女もそのひとりだと思っていた。しばらくたって、東京から、デモ隊の中で彼女を見たという情報が入ってきた。芸能人に政治はタブーとされていた時代、誰もそのことを信じていなかった。

 唯一、加藤登紀子には東大卒の特権のように、政治的発言も彼女のキャラクターとなって許された。東大を出たら許されて、女工では許されない差別が現存した時代だった。しかし、新谷のり子は加藤登紀子との出会いで、自分に正直に生きることを教えられ、その頃、恋人のいた、日大全共闘のバリケードの中からテレビ局に出かけた。

 安田講堂落城とともに終焉を迎えた熱い時代は、彼女の終焉でもあった。しかし、彼女はステージを降りなかった。朴政権による独裁政治の時代の韓国、いまだに紛争を通けるパレスティナでの活動、被差別部落解放運動、山谷等、差別される者がいるところに彼女はいた。

 函館で夢見たスポットライトより、楽屋で参加者たちと酌み交わす一升瓶の上に点る裸電球の灯りははるかに輝き、50歳をとうに過ぎた彼女の顔を10代の頃のように輝かせている。

60年代、私はまだ小学生で自分の身の回りの問題だけでいっぱいいっぱいだったが、ヘルメットに角棒を持ったお兄さん(たまにお姉さん?)が暴れたり、(アコースティック)ギターを持ったお兄さんが新宿駅にいっぱい集まって歌を歌っていたりしているのはテレビのニュースで見て知ってはいた。

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そのときはまだ、自分がギターを手にするなんて考えてもいなかったが、その1年後には「フランシーヌの場合」を弾き語りしていた。

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「フランシーヌの場合」(Youtubeへとびます)

 歌詞とギターコードはここから。(難しいようでしたらB♭はとばしてもいかも)


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うちの背景になっているシングル盤のレコードジャケットは、「1970年大百科」という本にあったもので残念ながら私の所持しているものではない。(何枚かは実際に持ってはいますが。)
興味のある人は、今この改訂版が出ているようなのでチェックしてみては?
 
壁紙の全容(笑)は「画像掲示板」のどこかに出してありますので勝手に(おいおい)ご覧ください。

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 1970年大百科新装大版

【コメント】

Re:フランシーヌの場合(03/30)   やしの実さん
あまり洋楽を聞かなかったオヤジでしたが、この「フランシーヌの場合」はよく聞いていたので、耳にこびりついておりました。
あまり詞の意味も気にせず聞いていた頃でしたが、「3月30日の日曜日、パリの朝にもえた命ひとつ~ フランシーヌ…」
の歌詞は衝撃でしたね。
 まさに今日は3月30日の日曜日ですね。
 (-_-)シミジミ…(2008年03月30日 15時06分29秒)

Re:フランシーヌの場合(03/30)   tabasa★さん
壁紙はそうでしたか^^
綺麗に並べてあるなぁなんて思ってましたが。。
リンクありがとう♪
「フランシーヌの場合 」を歌っている新谷のりこさんのことはあまり知りませんでした。
>政治的活動を知らない作曲者が、彼女に、この唄を届けた
へぇ、、そうだったんですね。
やはり"歌うべくして"だと思いますね。
ちなみにこのレコードは持ってます。今日は朝からずっと口ずさんでるけど^^;
(2008年03月30日 15時30分08秒)

不謹慎にも、毎年、替え歌   JOHN1567さん
「3月30日の日曜日、パリの朝にもえた命ひとつ~ フランシーヌ…」これは、本当の事だとは、知りませんでしたねえ~もえた命が、本当に炎に包まれた事も・・・何時も、3月30日が来ると、月曜日だったら「3月30日の月曜日」などと、不謹慎にも、毎年、判で押すが如く、替え歌を繰り返し、今日も、おっ「3月30日の日曜日じゃん」と思っていたばかりでした(笑)(2008年03月30日 15時50分45秒)

Re:フランシーヌの場合(03/30)   茨木 月季さん
こんにちは~♪
新谷のり子さん、お名前は存じ上げませんでしたが、この「フランシーヌの場合」はしっかり覚えていました。一発屋さんかと思ったら、60歳を過ぎても地道に活動を続けていらっしゃるのですね。驚きました。新谷のり子さんの事務所のホームページ  (2008年03月30日 17時18分46秒)

そういうのにあこがれて・・   伊場拓也さん
いましたが、浪人してる間に学生運動の火は消えてしまいましたとさ・・おしまい。面接で厳重に思想チェックありましたよ!(2008年03月30日 17時38分47秒)

Re:フランシーヌの場合(03/30)   Lilyさん
やっぱり私達世代は同じことを思い出すんですね。
私も今日は「フランシーヌの場合」を口ずさんでました♪彼女のことを詳しくは知らなかったけれど、何も焼身自殺しなくても・・あまりにもおバカさんですよね。(2008年03月30日 21時26分18秒)

この歌って・・・   mayurakuさん
そうですか。フランシーヌの日なんてあったんですね。初耳でした。
私がこの歌を知ったのは中3の時で、命日から10年たっていたんですが、なんかものすごく古い歌だと思った記憶があります。岸田智史がDJをしていた音楽番組で流れていて、物悲しいというか、寂しいというか、そんな印象でした。
なんとなくしみじみしてしまいますね・・・(2008年03月30日 23時20分48秒)

期間限定ソング   lavender80さん
この曲以来、毎年3月30日には「フランシーヌの場合」(ついでに6月6日に「ぼうが一本あったとさ」)が、脳内ジュークボックスでエンドレス再生されます。
タイトルと歌詞がずっとひっかかっていたので、高校生の頃だったか、この歌の背景を知った時はショックでした。
老眼には辛い本文(笑)を読んで思い出しましたが、安田講堂の攻防戦(テレビで見て怖かった)で荒れたこの年、庄司薫さん(中村紘子さんの夫)が「赤頭巾ちゃん気をつけて」で芥川賞を受賞しましたね。
主人公は、ヒルトンホテルのお膝元で、当時、東大合格者数が日本一だった日比谷高校(山本コータロー氏の母校)の学生・薫クン。
学生運動のあおりを受け、東大受験が中止となり、目標を見失うという内容だったと思います。
「白鳥の歌なんか聞こえない」「さよなら怪傑黒頭巾」「ぼくの大好きな青髭」のシリーズ、田舎の高校生時代に読みました。庄司氏は、ずいぶん執筆活動から遠ざかっているようですね。
3月30日の日曜日の今日、日本武道館にほど近い場所で旧交を温めて来ました。
桜は満開だったものの、夕方から冷たい雨に見舞われ、窓からの鑑賞でした。
新谷のり子さんは、白いゆったりとしたシャツブラウスに、黒いベストとズボン(パンツとは言わない^^;)でしたね。佐良直美さんと髪型が同じだなあ…と思って見てました。どうでもいいけど、「真夜中のギター」も、同時期にヒットしてましたよ♪
小学校の児童会でビアフラ募金をしたところ、33133円集まったことを、唐突に思い出しました。
募金箱の中味を数える係だったので、何の足しにもならないことを覚えとるんぞなもし~(^^;)
(2008年03月30日 23時54分38秒)

3/30(日)   よさこい鬼工房 Jackieさん
焼身自殺。
商社マン時代のとてもお世話になった(というか、窮地を何度も救ってくれた方)が、焼身自殺されたという一報を聞いたとき、何もそんなにつらい死に方をしなくてもと思ったことを、思い起こしましたわ。
でも よくよく考えてみたら。
仏教思想に深い方だったので、その影響だったんでしょう。
暗いことを書いてしまいました。
この曲。 みなさんと同じく私の身体にも メロディーと歌詞がしっかり染み付いています。
同じ作曲家として、いつかは 後世まで 歌い継がれる曲を 一曲でも 創りたいと思いますわ。(2008年03月31日 02時20分46秒)

やしの実さんへ   オンデン1970さん
>この「フランシーヌの場合」はよく聞いていた
流行った、というよりロングランですよね。
今でも時々聞きますもの。フォークギターの練習曲にも必ずといっていいほど入っていました。
>歌詞は衝撃でしたね。
私もはじめはフランス革命あたりのずっと昔の話だと思っていたんですよ。
1969年はいろんなことが「ありすぎ」でした。
(2008年03月31日 16時47分01秒)

tabasa★さんへ   オンデン1970さん
>壁紙はそうでしたか^^
いやはやかたじけない。
カラーコピーして自分の好みを切り抜いて貼り付けました^^
>リンクありがとう♪
事後承諾でまたまたかたじけない<(_ _;)>
>新谷のりこさんのことはあまり知りませんでした。
私もです。70年代中心のブログですが、1969年も一度取り上げたくなってきました。
>今日は朝からずっと口ずさんでる
曜日まで一緒は7年に一回(?)ですものね。
(2008年03月31日 16時54分47秒)

JOHN1567さんへ   オンデン1970さん
>もえた命が、本当に炎に包まれた事も
ホント、「明日のジョー」みたいに「燃え尽きたぜ。真っ白にな…。」って言うのかと思いますよね、普通は。
>不謹慎にも、毎年、判で押すが如く、替え歌を繰り返し
やっぱり、「3月30日」といわれたらパブロフの犬のように条件反射で出ますよ。この歌が。
他にも「雪でした」やら「春だというのに」とか数え切れませんわ^^;
>日曜日じゃん
おやぁ?「じゃん」とはまた「はまっ子」のようなお言葉ですねえ^^
「日曜日だみやぁ。」じゃないんですか?(笑)
(2008年03月31日 17時05分29秒)

メガネ、メガネ…   楊ぱちさん
でん子姐さん、こんにちは。
思わずメガネを掛けて、拝読させていただいた者です。
この曲もフランシーヌさんについても、初めて知りました(おらが生まれる5ヶ月前だで)。
そっか、こういうこともあったんですね…。
後でゆっくり聴かせていただきます。
ちなみに私は90年に発行された宝島特別編集「1980年大百科~超合金からYMOまで~」が愛読書でやんす。(2008年03月31日 18時13分24秒)

茨木 月季さんへ   オンデン1970さん
>「フランシーヌの場合」はしっかり覚えていました
普段は気にしていなくても脳みそのどこかにある「ジュークボックス」にしっかり収まっているようですね^^
今でも現役というのはすごいですね。
地味でも「継続は力なり」ということでしょうか?
http://homepage3.nifty.com/304/plofile.html
(2008年03月31日 18時15分32秒)

伊場拓也さんへ   オンデン1970さん
>そういうのにあこがれていましたが
と、いうのは角棒?ギター?
>学生運動の火は消えてしまいましたとさ
例のあさま山荘にいたるまでのゴタゴタが映画になるようです。
>面接で厳重に思想チェックありましたよ
ノンポリで~す。
(2008年03月31日 18時23分51秒)

Lilyさんへ   オンデン1970さん
>やっぱり私達世代は同じことを思い出すんですね。
「3月30日です」ってラジオやテレビで言われると反射的に歌ってしまいますよね。
>何も焼身自殺しなくても
私は長い間、フランス革命のときとか、もっと昔の出来事だと思っていました。
(2008年03月31日 18時33分14秒)

mayurakuさんへ   オンデン1970さん
>なんかものすごく古い歌だと思った記憶があります。
抗議の焼身自殺なんて考えられないですよね。
>岸田智史
あらら~、なつかしいお名前だわ^^
ラヴェさんがみたら、また文字数いっぱいいっぱい使ってコメントを入れてきそうだわ。
>しみじみしてしまいますね
あの頃の「空気」みたいな物が伝わる感じがします。
お味噌汁ならしじみかなあとか?<こらこら!
(2008年03月31日 18時43分28秒)

lavender80さんへ   オンデン1970さん
うわっ!噂をすれば…!(↑↑参照)
>脳内ジュークボックスでエンドレス再生
やっぱりありますか!?ちなみに当時は1曲30円。2曲50円でした。
>この歌の背景を知った時はショックでした。
フランスの女性で身を焼かれ…というところでジャンヌ・ダルクを想像したためかもっと昔の出来事(フランス革命とか)だとしばらく思い込んでいました。
>老眼には辛い本文
あはは!内容がつらいものなので大きい文字だともっとつらくなりそうで…。
表示→文字のサイズ→最大にすると大きくなるよ~ん。
>旧交を温めて来ました。
えっ?びっくりした(@@)
新谷のり子さんと会って来たのかと思いました(?_
?)
>ビアフラ募金
懐かしい。ありましたね。
日本の子供も世界の諸問題から決して無縁ではないと教えられました。>私はボーッとしていたけど。
(2008年03月31日 19時05分19秒)

よさこい鬼工房 Jackieさんへ   オンデン1970さん
>焼身自殺。
あわわ、いきなりですか?!
>仏教思想に深い方だったので、その影響だったんでしょう。
そうなのよ、チベットで起きなきゃいいなと心配してることのひとつです。
>メロディーと歌詞がしっかり染み付いています。
鬼の身にのり子…。
>後世まで 歌い継がれる曲を
応援してますから、がんばってくださいね!
冥土の土産に持って行きたいですよ、Jackieさんの曲。
(2008年03月31日 19時24分52秒)

楊ぱちさんへ   オンデン1970さん
ぱち子ちゃん、こんばんにゃ。
>思わずメガネを掛けて
ぱち子ちゃんのPCはWINだっけ?
だったら表示→文字のサイズ→最大にすると大きくなるわよ。
昔はフォークギターの練習曲として教則本に必ずといってよいほど載っていました。それだけメジャーな歌だったのよ。
>宝島特別編集「1980年大百科~超合金からYMOまで~」
お~っ!80年代はかなり最近と思っていたけど、超合金からYMOですか~?
やっぱ、オバ……。あ、いや、その70年代の「サイケから仮面ライダーまで」のサイケって知ってる?
(2008年03月31日 19時40分28秒)

Re:フランシーヌの場合(03/30)   うち水に虹さん
お返事m(_ _)mございます。 お言葉に甘えて参りました。
ひらがなのお名前だったかなと。 しかも、3びゃーくろくじゅう?になっちゃう記憶の有様orz
小学校入学の頃でしたか…意味も事実も知る由もなく 口ずさんで。 かなり流れてたんですね。
学生運動のお兄さん達を見たのは、父とサッカーを見てた時。今も学部がある所だったようです。
ベトナム戦争が終結でも、各地で紛争は絶えません… 早く平和な日々が訪れますように。
(2008年04月01日 03時05分01秒)

うち水に虹さんへ   オンデン1970さん
こんばんは。
>意味も事実も知る由もなく 口ずさんで
子供たちはみんなそうでした。
でも、今になってでも(遅くはなりましたが)いろいろ知ることができてよかったです。
>各地で紛争は絶えません
21世紀だというのに人類は何をやっているんでしょうね?!
平和を願うばかりです。
(2008年04月01日 21時00分55秒)