男の子が一人で「科学技術庁」の「原子力局」へやってくる。
職員の制止を振り切ると原子力センターの見取り図を持ち去ろうとする。
警察官も駆け付けたが、相手が子供なので銃で撃つことができない。男の子は放電能力を持ったサイボーグだったのだ。
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しかし、エネルギーを使いすぎて男の子は倒れてしまう。
秘密がバレるのを恐れたグロックは遠隔操作で男の子の体内にしかけた爆弾を爆発させた。

その頃、ギルモア博士は原子力センターでそこの研究員とともに超小型原子力エンジンの開発に携わっていた。
今回の事件がそれに関係するのでは?と考えた009たちは博士とともにセンターへと向かった。
折りしもエンジンが完成するという日は所員の子どもたちが遠足でスクールバスに乗って海底トンネルを抜け目的地へと向かうことになっていた。
だが、そのトンネルの途中で子どもサイボーグの仲間(Kサイボーグ)の一人がバスの前に立ちはだかりバスごと大きなトラックに乗せて誘拐してしまったのだった。
トンネルの出口でバスを待っていた親子からバスが途中で消えてしまったという連絡が入り009たちは調査に向かう。
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003がトンネルの壁の向こうにもう一本トンネルがあることを発見して潜入するが、それはワナだった。

トンネルが爆破されて、海水がセンターへ押し寄せる。避難する職員たち。
009たちの活躍で職員たちは無事だったが、センターから警報が鳴り響く。

グロックたちの目的は子どもたちを誘拐してKサイボーグを増産することと、それによって009たちの目をセンターからそらせて超小型原子力エンジンを奪うことにあったのだ。
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再びセンターへ向かった009たちの前にKサイボーグの少年が現れ、エンジンは盗まれていってしまう。
しかし放電を繰り返すの少年は007の機転で気を失ってしまう。

ギルモア研究所へを連れ帰った博士は体内の爆弾を取り除き、わざと逃がして後をつける作戦に出た。
そして誘拐した子供たちに小型化した原子エンジンを埋め込もうとしたグロックらのいるアジトを発見。子どもたちを救出したが、K2たちサイボーグ少年が009たちに迫る。

「子どもたちを撃っちゃだめよ。」
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003の言葉に009は天井を撃って攻撃を食い止めると、本当に悪いのはグロックだと、説得をする。

その間に007がグロックのいる指令室に潜入して体内の爆弾が爆発できないようにした。追い詰められたグロックは自害して果てた。

誘拐された子供たちは船で無事にセンターへ戻ることができた。そしてサイボーグ少年たちはギルモア博士に直してもらうことになった。


【個人的感想など】
目立たない(?)けれど、原子力の平和利用を考えようという隠れた主題がこのお話の中にもあるね。
鉄腕アトムのエネルギー源が原子力だったということからか、この命題(原子力の平和利用)はこの頃のアニメには付いてまわるのが普通と言ってよいくらいでした。

有名なのが「レインボー戦隊ロビン」の第11話「マンモス空母の危機」。
『いいですか、艦長!平和を愛する限り、どんな理由があっても原子爆弾は使ってはいけないんです。たとえそれが戦いを終わらせるためであろうと、命あるものに向かって核兵器を使用することは絶対に許されない、悪魔の行いなんです!』

最近こういうアツいアニメにはお目にかかっていないなぁ。

※2018.11.18.修正